ある年の夏の晴れた日、福島県へ旅行の際に大内宿へ立ち寄りました。
大内宿とは
大内宿は福島県南会津にあり、江戸時代に会津若松市と日光今市を結ぶ重要な道の宿場町として栄えました。現在も江戸時代の面影そのままに茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並び、この景観を引き継ぐために店舗兼住居として生活しています。国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、歴史を感じることができる場所です。宿場町でしたので宿泊することもできます。
大内宿基本情報
場所 | 福島県南会津郡下郷町大字大内(大内宿観光協会) |
電話 | 0241-68-3611(大内宿観光協会) |
営業期間 | 400年前から 各店舗の営業時間は不定休となっているところが大半です |
駐車料金 | 普通車500円 |
アクセスはこちら
車で東北横断道新鶴スマートI.Cから40分、東北道白河I.Cから60分のところにあります。
会津鉄道湯野上温泉駅からシャトルバスが出ています。
詳細は観光協会HPよりご参照下さい。
大内宿を散策
駐車場に車を止めてすぐのところが宿場町のメイン通りです。
出典:大内宿観光協会https://ouchi-juku.com/
30軒以上の茅葺き屋根の店舗や民宿、住宅が並びます。
周囲は山々に囲まれ、江戸時代へタイムスリップしたかのような感覚に浸れます。
火の見櫓が見えてきました。メイン通りの脇には水路があります。茅葺き屋根は燃えやすく、9月1日に一斉放水を行っているそうです。
ワンコのあーちゃんも一緒にお散歩です。
大内宿では犬と一緒に食事ができる店舗が2店舗あり、本家玉屋さんと玉屋(分家)さんです。
店舗は蕎麦屋やソフトクリームなどが食べられる甘味処、会津の民芸品などお土産まで充実しています。
お野菜お手玉が可愛くいくつか買って帰りました。
街並み展示館です。別途料金がかかりますが、江戸時代の暮らしが分かる展示があります。
奥に進み子安観音堂の上まで上がってきました。ここからは大内宿が一望でき、フォトスポットとなっています。
階段と坂道を登るのですがやや急です。しかし子どもの足でも登ってこれます。
さぁ、登ってお腹が空いてきたのでお食事とします。向かうは本家玉屋さんでねぎ蕎麦をいただきます。
こちらが名物のねぎ蕎麦です。玉川屋さんでは祝言蕎麦としてメニューに表記されています。
箸もありますが、ねぎで蕎麦をすくい食べるのが通です。辛味の少ないねぎは薬味としても美味しく、三男はねぎばっかりかじっていました。
子どもたちも蕎麦はぺろりと食べてしまいます。おにぎりもセットにしました。
ワンコと一緒に食事ができます。家の作りや囲炉裏を囲んで食べる蕎麦は美味しかったです。
夏の時期に来ましたが、時期によって風情が増して良さそうです。観光協会のHPからの引用写真ですが、映える写真ばかりで四季によっても訪れたいです。
塔のへつりへ寄り道
大内宿から南に車で16分ほどのところにあります。
塔の形が立ち並ぶ断崖という意味から「塔のへつり」と名づけられています。へつりとは地元の言葉で断崖のことです。
一つの塔へ吊り橋が架けられています。ワンコのあーちゃんも一緒に渡ります。
長ーい年月をかけて作られた渓谷は、断崖の造形に加えて透き通る水も綺麗です。
ワンコのあーちゃんは来てみたものの水が嫌いです。あーこわいこわいと吊り橋を渡っています。
吊橋の先は塔のへつり部分を散策できます。柵のない断崖のため小さい子には注意が必要です。
まとめ
週末やお祭り時には周囲道路が渋滞するほど混み合うそうです。コロナ禍の今ではほぼ外国の方を見かけません。
歴史を感じられ、ねぎ蕎麦も美味しく、また行きたいスポットの一つです。